「6月に利上げ来るかも…」変動金利を選んだ子育て世帯が、今やるべき3つのこと

主婦の不動産相談

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「6月の日銀会合で、また変動金利の利上げが来るかも」――。こんなニュースを見て、ドキッとしたママは多いはずです。

そもそも、2026年4月の日銀会合では政策金利は0.75%で据え置きでした。しかし市場では、6月16〜17日の会合で0.25%の利上げが入る見方が広がっています。さらに、年内には1.25%まで上がる可能性もあります。

そのため、変動金利でローンを組んだ家庭にとっては落ち着かないニュースですよね。私自身、不動産業界で10年働いてきました。そのなかで、お客さまから「変動でいいんでしょうか?」と何度も相談を受けてきました。たとえば住宅ローン選びそのものに迷いがある方は、変動金利1%超え時代の住宅ローンの選び方もあわせてどうぞ。

結論からお伝えします。今すぐパニックになる必要はありません。でも、何もしないのも危険です。だからこそ今日は、変動金利を選んだ子育て世帯が、6月の利上げに備えて今やっておきたい3つのことをお話しします。


変動金利の利上げで返済額はすぐに上がるの?

まず安心してほしい点があります。それは、変動金利には「5年ルール」と「125%ルール」という安全装置があるということです。ただし、借入先の銀行によって扱いが違います。そのため、契約書の確認は必要です。

5年ルール

金利が上がっても、毎月の返済額は5年間据え置かれる仕組みです。つまり、変動金利の見直しが入ってもしばらくは支払い額自体は変わりません。

125%ルール

5年経って返済額が見直されるときも、それまでの返済額の1.25倍までしか上がらないルールです。たとえば毎月10万円返済している人が、いきなり15万円になることはありません。最大でも12万5千円までです。

ただし、注意点があります。この2つのルールは「返済額の上昇をゆるめるブレーキ」です。つまり、支払う利息そのものを減らす仕組みではありません。返済額が据え置きでも、その内訳は変わります。具体的には「利息が増えて、元本が減りにくくなる」状態です。最悪の場合、利息が返済額を超えてしまいます。すると、元本がまったく減らない(未払利息)ケースもあります。

だからこそ、ルールに「守ってもらえる」と安心しすぎないことが大事です。そして、自分の契約内容をきちんと確認しておきましょう。


変動金利の利上げ対策①:自分の契約書を引っぱり出して確認する

「契約書、どこにしまったっけ…」というママも多いはず。まずはここから始めましょう。

確認したいポイントは3つです。

  • 5年ルール・125%ルールが適用されるタイプかどうか
  • 金利の見直しタイミング(半年ごとが多い)
  • 固定金利への切り替えがいつでもできるか

銀行によっては、これらのルールがないローンもあります。たとえば「元金均等返済」や、半年ごとに返済額がそのまま変わるタイプです。実際、私が見てきたお客さまでも「変動なら全部同じ」と思っている方は多くいました。

もし契約書が見つからない場合も大丈夫です。銀行のマイページや明細書で確認できます。または、銀行に直接電話してもOK。10分で済むので、今週末にでも片づけましょう。


変動金利の利上げ対策②:家計に「金利上昇用の余白」を作る

2つ目は、家計の見直しです。

仮に変動金利が今の0.9%から1.5%まで上がったとしましょう。月々の返済額はどれくらい変わるでしょうか。ざっくり計算すると、3,000万円を35年で借りている家庭の場合です。月の返済額はおよそ8,000〜9,000円増えます(※返済方式や残期間で変わります)。

「月8,000円か…なんとかなりそう」と思うかもしれません。しかし、子育て世帯はここからが要注意です。

  • 子どもの習い事が増える
  • 食費が想像以上に伸びる
  • 進学のタイミングで急な出費が出る

つまり「予測できる出費の増加」と利上げが重なると、家計はあっという間にカツカツになります。

だからこそ、今のうちに「月1〜2万円の余白」を作っておくことが大事です。具体的な手順は住宅費の見直し4ステップの記事にもまとめています。あわせて参考にしてみてください。

  • 使っていないサブスクの解約
  • スマホ料金の見直し(格安SIMへの乗り換え)
  • 保険の保障内容を「今の家族構成」に合わせて見直す
  • 電気・ガスのプラン変更

特に保険は要注意です。結婚や出産のタイミングで入って、そのまま見直していない家庭が多いからです。たとえば子どもが大きくなれば、必要な保障額も変わります。そのため、一度プロの目で見てもらいましょう。すると、家計の余白が一気に作れることがあります。


変動金利の利上げ対策③:固定金利への切り替えラインを決めておく

3つ目は、「ここまで上がったら固定に切り替える」というラインを決めておくことです。

変動金利を選んだ人がいちばん困るのは、「上がってから慌てる」状況です。なぜなら、金利は急に動くこともあるからです。そして、その場で考えると冷静な判断ができません。

たとえば、こんな目安を決めておくと安心です。

  • 変動金利が「1.5%」を超えたら、固定への切り替えを真剣に検討する
  • 固定金利との差が「0.5%以内」になったら、家族で一度話し合う
  • 毎月の返済額が「家計の25%」を超えそうなら、繰上返済も視野に入れる

もちろん、具体的な数字は家庭によって違います。でも「数字で線を引いておく」だけで安心感が出ます。つまり、ニュースを見るたびにソワソワする状態から抜け出せます。

さらに、固定金利も今後上がる可能性があります。実際、フラット35は2026年5月時点で2.71%です(前月比+0.22%)。そのため「いつか切り替えよう」とぼんやり考えていると危険です。切り替えるタイミングを逃してしまうこともあります。なお、借り換えを検討するときは、金利だけでなく総コストで判断しましょう。詳しくは住宅ローン借り換えのトータルコストの記事で書いています。


変動金利の利上げ不安は、お金のプロに相談すると軽くなる

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まとめ:変動金利の利上げニュースは「家計を見直すきっかけ」

6月の利上げ予想は、変動金利を選んだ家庭にとってドキッとするニュースです。しかし、見方を変えれば「家計を見直すいいきっかけ」でもあります。

  • ① 自分のローン契約書を確認する(5年ルール・125%ルールの有無)
  • ② 月1〜2万円の家計の余白を作っておく
  • ③ 固定金利への切り替えラインを決めておく

この3つをやっておくだけで土台ができます。つまり、これから変動金利の利上げがどう動いても、慌てずに対応できます。

ニュースを見るたびに不安になってしまうママへ。まずは今週末、契約書の確認から始めてみてくださいね。たった10分の行動が、これから10年・20年の安心につながります。

あなたの家計が、これからもゆとりをもって回っていきますように。

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